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指示語の処理について

更新日:6月18日

テープおこしのプリンシプル9


講演録を作成する際に気になるのが「これ」「ここ」「それ」「そこ」などの指示語の扱いではないでしょうか。パワーポイントなどを上映しながら、スライド上のフレーズやグラフの一角などをポインターで指して「ここが重要です」と言われた場合、対面の聴衆は講師の意図が分かりますが、講演録の文章中でそのまま「ここが重要です」と文章化しても意味が分かりません。こうしたことは、パワーポイントなどのプレゼン資料の共有が当たり前になっている昨今、講演を文字化した経験のある人ならば一度は出くわしたことがあると思います。


アドレスでは、特に「リライト(整文)仕様」をご利用いただく場合には、「これ」などという言葉の代わりに、それが指しているもの(こと)に書き換えて文章化しておきます。どうしても断定できないケースももちろんありますが、プレゼン資料(パワーポイントなど)をお預かりして発言の脈絡から判断して適切な言葉に置き換えます。近年はZoomなどの録画データをお預かりすることも多くなりましたので、そうしたケースでは更に書き換えの精度も上がっているはずです。ぜひ一度お試しください。


また、「リライト(整文)仕様」でのご利用ではなく、発言のままに近いかたちで文字化する「ベーシック(標準)仕様」でのご利用の場合でも、プレゼン資料をお預かりしましたら、スライド番号を文章に加えておきます。それだけでも指示語が指しているものを絞り込むのに役に立つはずです。













シリーズ「テープおこしのプリンシプル」では、テープおこしの専門業者の立場からテープおこしの実体についてご紹介します。

*プリンシプル(principle):原理、原則、行動指針の意。

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