新型コロナウイルスの全世界な流行拡大からあっという間に1年がたちました。
世の中の仕事の多くは半ば強制的にDX・リモートワーク化が進められ、私たちの業務にかかわる会議や講演なども、オンライン化が急速に進みました。
その流れから、弊社もオンライン会議の録画データをお預かりする方式が受託全体数の7~8割を占めるようになりました。
また、会議に私たちが臨席する「立会録音」についても、録音機を持参して会議室にお伺いする代わりに、弊社からオンライン会議にログインする方式にほとんどが移行しています。ここ半年は、毎日お客様のWeb会議に弊社の収録担当者が会社に居ながらにして臨席していまいた。
世の中のDXが「半年で2~3年分は進んだ」と言われていますが、振り返ると、私たちにとってもこの1年間は劇的な変動期になりました。
少し裏話的なことですが、オンライン化は会議録の出来映えにも如実に影響を与えています。例えば、これまで声が小さくて聞き取りに難渋していた先生の声がよく聞こえるようになって正確に文字化できるようになりました。従来一つのICレコーダーで多人数の参加者の声を録音していた場合では、それが各自でマイクに向かって発言するように変化したわけですから、録音の質が劇的に向上しました。これが議事録の正確さに影響を与えないわけはありません。また、参加者の皆さんが同時に口々で発言することの多かった会議が、オンライン会議になって順序よく話されるようになり、議事録も整然としたものになっています。Web会議は、会議の在り方だけではなく、会議録の状態にまで影響を与えているのです。
アフターコロナの時代になれば、オンライン会議は減るかもしれませんが、その便利さから多くは引き続き実施されると思います。まだまだきっと大きな変化があるでしょう。DXで私たちの仕事がどれだけ変わっていくのか楽しみにしています。