熟語を考えていただくクイズです。
次の五つの漢字に、ある一つの同一漢字を加えるとそれぞれ熟語が成立します。
問題は、その熟語いずれにも共通するテーマは何か、です。
宴
春
死
界
児
宴あり、春もあり、死もある。何だか人生を暗示するような言葉ばかりですね。
先ずはノーヒントです。
ヒントが欲しい方、正解が分かった方は、以下↓の画像をクリックしてください。
ヒント1
漢字を増やし、熟語での位置も教えちゃいます!
白 ロ
ロ 際
魔 ロ
ロ 宴
ロ 春
死 ロ
ロ 界
ロ 児
ヒント2
あるスポーツです!
白 ロ
ロ 際
魔 ロ
ロ 宴
ロ 春
死 ロ
ロ 界
ロ 児
正解:共通する漢字は「球」。共通するテーマは「野球」でした。
さすが国民的スポーツである野球です。「球」といえばサッカーでもバスケットボールでもなく、またゴルフでもボーリングでもなく、日本では第一に野球を指していることが、語彙の豊富さからよく分かります。マスコミ用語として生まれた言葉も多いと思いますが、ご存じのように日本語として定着しており、今回取り上げた熟語のほとんどが広辞苑や「デジタル大辞泉」に登録されています。
・球宴:野球の饗宴でオールスターゲーム。
・球春:3月のオープン戦やペナントレースの開幕頃の時期を指します。
今では俳句の季語として認められているそうです。
最近はサッカーのJリーグの開幕時期も球春と呼ばれるそうです。
・球児:卓球で未成年がオリンピックに出場しても球児とは呼べないようです。
球児と呼びたい時も余りなさそうですが。
・死球:野球が日本に紹介されたときに「死球」と翻訳されたようです。
本場の米国では「Hit by pitch」であり、「死」とは直接関係ありません。
「デッドボール」という言葉は、死球の訳語として生まれた和製英語です。
「死球」と翻訳したのは正岡子規だという説がありますが、
その真偽はともかく、子規は一時期野球に熱を上げており、
野球を紹介する文章も何編か書いています。