上段グループ(1~4)の語句と下段グループの語句(A~D)で、それぞれともっとも関係の深い語句同士を選んでください。
上段グループ
1.越前守(えちぜんのかみ)
2.薩摩守(さつまのかみ)
3.肥後守(ひごのかみ)
4.出羽守(でわのかみ)
下段グループ
A.キセル
B.大岡忠相(おおおか・ただすけ)
C.小刀
D.他所の事例を権威の拠り所とする人
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<正解>
1.越前守=B.大岡忠相・・・・言わずと知れた、大岡裁きの大岡越前。
2.薩摩守=A.キセル・・・・・平安時代末期の薩摩守・平忠度(たいらのただのり)から駄洒落で「ただ乗り」に通じる。他方、「キセル」もキセルパイプの両端だけがカネ(金)でできているため、無賃乗車の意に。ちなみに、平忠度は清盛の弟であり、『平家物語』にも登場する一門の中心人物の一人で和歌の名手。
3.肥後守=C.小刀・・・・・・工作や鉛筆削りに使う折り畳み式の小刀のこと。実は兵庫県の会社が登録商標としている。名称の由来は、この形態の小刀の熊本起源説もあるようだが、実のところは不明らしい。
4.出羽守=D.他所の事例を権威の拠り所とする人・・・・「先進地アメリカでは、・・・」「(他の地と違って)東京では、・・・」と話し始める人を揶揄した表現。「では(わ)」「では(わ)」と話すため。
(アドレスボイス31号より再編集して転載)